創作メモ

宝石を研磨する

gem-cutting

 

いつか、自分で研磨した宝石でジュエリーを作ってみたい・・・

そんな夢のようなことを長く思い続けてきましたが

とうとう、その宝石研磨という世界の門を開いてしまいました^^

私たち金銀細工師は、宝石を使ってジュエリーを制作しますが
宝石の原石を研磨するということまでは、やらないのですね

夢は夢のままにね・・
あこがれと現実と違うんだからさ〜

と今までいいきかせてきたのですが
なんでやらないの??ってふと疑問に思ったので
やらない理由をちょっと考えてみました

まず1つめの理由として
私の宝石観に関することなのですが

巨大生命体である地球が
長い年月をかけ産み出したとされる宝の石に
強い畏怖を感じずにはいられなくて
自ら手にかけるという行為に、ものすごい恐怖と抵抗を感じるから

あともう1つは、うーん・・
ちょっとめんどくさいことになる予感がするから(笑)

現実的なことですが、学びをスタートをさせる
腹決めが、なかなかつかない・・
もう少し詳しくいうと、

宝石を研磨するには、宝石学という
膨大な情報知識を保有するジャンルに思いっきり触れるので
学びの旅がものすごく長くなる予感がする

自然から産出した宝石って同じ物は
ひとつとないのですね

扱うためには、宝石一つ一つに対しての知識と理解、
つまり宝石の違いを見極める自分が必要になり
それに合わせた加工法を施す必要性がでてきますね

星の数ほど存在する宝石を知ることとは
その数に合わせた学びが、必要になるということ

バラエティー豊かな宝石の世界は
面白いだろうし、楽しいにきまっているけど
終わりの無い、長い学びの旅を本当にはじめるの?

ということで、ものすごくびびっていて
私のなかでのお蔵入り技術の一つとしてきたのでした^^

しかしな〜んてことなく
先日、宝石専門の方との縁ができて
あっさりと、その宝石研磨の門を開いてしまった(笑)

研磨をした感想・・・

いや〜ものすごく楽しいのですよ♪

原石の奥に秘めていたきらめきが
どんどん現れてきて、その美しさに感動です^^
癖になること間違い無し!

ということで宝石研磨の旅をスタートしました

何ごとも、学びのはじめは体験から〜♪

情報知識理解などまったくない
まっさらな私で、体験=食べる経験を楽しんでおります!

いやいあやほんと楽しいのですよ!
自分で磨いたほうが断然楽しいの!!

ふふ・・
これはいつか講座やろう!!ちゃんとできるようになったら〜
研磨教室♪ 楽しそう!

織田

 

2016-11-27 | Posted in Blog, 創作メモ, 日々のことComments Closed 

 

裏にあるもの

うら・・
 
言葉の音自体、美しい響きなんですけど
なんだかこの言葉にであうと
 
入ってはならない世界をのぞいてしまうかもと
身がまえる自分と、魅惑の元にふれてみたい
衝動にかられるのは私だけでしょうか(笑)
 
裏を読む、裏街道、裏の顔・・
とってもおどろおどろしく気がめいる世界 ・・
でもなんだかものすごく気になる
 
裏の世界の入り口には門がそびえたち
どうするんだよ〜一体!!
ってせかされ、ものすごい拒絶、抵抗を煽らされるいやな感じ・・
だからやっぱり帰るかなみたいな(笑)
 
ちょっと脱線しました。。
 
これから、ジュエリーメイキングで知っておいたほうがいい
見た目ではわからない裏側、構造とか機能についての
お話をしようかと思ったんですけど ・・
 
知り合いの物書きの方から
仮面をかぶって書いたら書き易いよと教えてもらったので
夏も終わりで涼しいかんじと思ったら、こうなりました ^^
 
私にとってのみえない裏ごとは知ることで
自身の世界を大きく拡げてゆく促進力となることが多いです
 
恐ろしげで不安になる世界から1つ解放されたら
より広くて深い、新しい世界で生きることになる
 
私は物作りは必ず裏から入って
具現化させるので、裏取りはとても大切
 
表裏一体を目指してお仕事をしているんですね^^
 
では今日はこのへんで。
 
織田
 
2016-09-11 | Posted in 創作メモComments Closed 

 

使い続けること

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使い続けることって
なんだかすごいことだと思いませんか?

続けることって簡単ではなくて
何か、エッセンスのようなものが入っていないと
難しいような気がするんですよね

使いはじめにはなく
使い続けることで、染み渡っていく何か・・

うまくいえないけれど
人から溢れ出た、思い入れや愛情などが
愛着としてモノにはいって、使えば使うほどに
可愛らしさ、愛おしさを増幅させていく・・みたいな

あっ・・ ちょっぴりこわい感じもしますが(笑)

私は生活していくうえで
あまり、必要以上に、モノを持たない主義なのですが
使い続けたい大切なものってやっぱりありますね^^

たとえば物作りで必要になる、道具など・・

物作りをする私にとって、道具というのは
大切なお友達みたいな存在で、
身体の一部に近づいた特別な道具も存在します^^

おもしろいのですが、新しい道具って
初々しくて可愛らしいのですが

いざ勝負!という大事なシチュエーションで
必ず失敗するんですよね〜!!

縁起も悪いですし(笑)、大事な作業では
自身によく馴染んだ、違和感の無い道具を
使用することにしています^^

ですから、使い始めの道具は
手に馴染むまで触りまくり、いじりたおします。

使いこなせる道具へと変化させるためにも
練習時間をもうけて、訓練を積むようにしています ^^

ジュエリーメイキングの工具は、
購入したままでは、使いにくいことも多いのですが
自分にあうよう、手を入れ加工してあげると
グンと扱いやすくなるものです。

道具は使えば使うほど、どんどんお利口になり
いい味を出す賢い道具に変化しますよ^^

ジュエリー制作は道具を使用しないで
完成させることなど、ほぼ不可能なんですね。

残念ですが、金属は、手のみで
自由自在に、簡単に変形させることが難しい素材です。

ですから行程に合わせ、手の補助としての道具を
選んで使いこなすことが制作上で必要となります^^

道具の用途を知り、扱いを学ぶことは
ジュエリーメイキングの基本中の基本ですね。

道具は学べば学ぶほど奥深い。

知らない道具が登場した時は、ラッキーと思って
新たに学ぶ対象が一つ増えたと思って勉強するといいです^^

知識だけでなくて、馴染むという経験と時間も必要ですから
焦らず、楽しみながらコツコツ学んでいくのが良いですよね。

織田

2016-06-07 | Posted in 創作メモ, 日々のことComments Closed 

 

目釘金具の修理3 - 表面処理 –

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目釘金具の修理3回目。
飾り金具の修理行程をとおして、金属加工の代表的な技術を紹介しております^^

本日は、金属加工プロセスの最終作業に施すことの多い
表面処理のついてのお話です。

前回は、2つに切断されてしまった金属パーツを
ロウ付け(火を使った溶接技術)でくっつけるというお話でしたね。

事故にあった破損部は元どうりに修理したので、終了~!!
といいたいところなんですが、実は元に戻さなくてはならないことが
まだ一つ残っているんですね。

それは見た目!!
火をかけたことで、金属の表面の色が変化してしまいました。
いぶし銀といわれる渋いグレーだったものが白色に変化。
元のいぶし銀になるよう、着色という表面処理を施します。

金属の表面処理・・
なんだか、かたっくるしい響きですが、わかりやすくいうと
金属の外部を内部とは違う状態に変化させる・・・ということです。

人で例えるならば、皮膚を変化させる、お化粧して見た目を変えてしまう
感じでしょうか。化粧は化ける!!っていいますが
うまくやれば、別人に変化しちゃいますよね^^

表面処理技術は、着色以外にも研磨、荒らし、鍍金(メッキ等)などがあります。
金属の種類、用途にあわせて様々なものがありますが、効果的に使うことで
工作物をより美しく、表情豊かにすることができます。

また見た目を美しく見せる目的だけでなくて、より長く保存状態を
キープするためにも表面処理を施します。

錆び・・ をイメージされるとわかりやすいですが
金属って、とてもデリケートなんですね^^

人と同じで、ちょこっとした変化で敏感に反応をしてしまう。
常に地球上の大気の影響、変化を受けてしまうのですね。

酸化、硫化、塩化など ・・表面が簡単に侵されてしまいます。
ですから長く存在し続ける上でも、
必要に応じて表面処理を施すことが大切なのですね。

ジュエリーなどの装身具の場合は、見た目の美しさは絶対なので
美しく変化させる技法はとても多いのですが、
より長く使うためにの工夫や対策としての技法もいろいろあります。

数千年前の金工品を現代で鑑賞できるって、すごいことだと思いませんか!

これもよく考えてみれば、存在し続けるために必要となる
適切な処置が、時代時代にきっちりなされてきたということなんですね。
金属の表面に、その痕跡を見つけることができますので
調べてみるととてもおもしろいですよ。

金属は残念ですが、宝石等に比べ、色彩のバリエーションに欠けますよね。
でも、表面加工技術を知り、いろいろ取り入れることで
見え方が広がり、様々な変化を楽しむことが可能になりますね。

私がまだ体験したことのない、知らない技法って、たくさんあるんですけど、
生きてる間にいっぱい使って、楽ししんでいきたいと思っています^^

表面処理を行う上で大切なこととしては、コレに尽きます^^

ベース作りをしっかり、ぬかりなく!
化粧のりが悪い・・って、女性ならピンとくるかもしれませんが、
内容、内部状態が素晴らしいと、より強力に美しく変化できるのです。

ですから物作りの世界では、このベース作りにとても手間をかけるのですね。
最後の最後まで手を抜きません。

いかに最後の化粧で美しく化けるか・・なので美しい変化を夢見て
地道な仕事をコツコツつみ重ねます。
とにかく最後に行う表面処理は化けますので、お気をつけくださいね(笑)

ではさっそく、今回の銀金具を白色から黒色にする着色に入ります。

銀製品は手入れをしないで放っておくと黒くなる・・
という経験をされた方もいらっしゃると思いますが、
銀は空気中の亜硫酸ガスに反応して、表面に硫化銀という黒い皮膜をつくります。
酸化という人もいますが、正確には硫化してしまうのですね。(塩化もします)

ですから今回は、銀の表面を硫化銀に変化させる溶液を使って着色します。
短時間で、白色から黒色へ変化させることができます。溶液は、貴金属工具店や
ハンズなどで市販されていますので、簡単に手に入れることができますよ。

逆に、黒く変化したものを取り除く場合は、
金属磨き液(ウィノールやピカールなど)で落とすことが可能です。
こちらも市販されてますから、一本持っていると便利ですね。

作業ポイントは、化粧ですので、イメージ通りのいい調子に仕上げること。
実際に黒くして終わりではないのですね^^(②左)

使い込まれた自然のグレーにみえるよう、研磨剤を使って少しずつ丁寧に
表面を落とし、調子を整えます。ちょこっといじるだけで見え方は激変しますので、
やり過ぎには注意が必要ですね。(③)

燻された奥から、ほんのり銀の光が漏れる感じに仕上げていきます。
少しコツがいるので、必ず、練習をしてから本番に挑んでくださいね。

銀という金属が持ちあわせる白色と黒色。
銀本来の白に黒が入ると、立体的なコントラストが生まれるんですね。
上手く調子をのせることができれば、より立体的に、魅力的になります。

また、銀製品はは使い続ける中で、どんどん硫化が続きますが
たまに磨くなどして手入れしながら使っていくと、より深みをました
いい風合いのいぶし銀になってきますよ。

派手な光でないけれど、奥から貫禄のある渋さが光る・・

わびさびの文化がある日本ですので、この自然の経過により現れる
美しさを楽しむのであれば、銀という金属はぴったりですよね。

自然であれ人工であれ、
金属の表面変化は本当におもしろいものですよ。
みなさまも是非楽しんでもらいたいです。

ということで、長くなってしまいましたが、
今回で、飾り金具の修理行程を全て終えることができました。
着色以外の表面処理については、またの機会を作ってお話したいと思います。

さて、目釘金具の修理は次回をもって終了です!!
今回で終わりっ!といきたいところですが、まとめとして次回は
ジュエリー制作で必須である、構造と機能について少しお話します。

あともう少しおつきあいくださいね~。
ではまた

織田

2016-05-05 | Posted in 創作メモComments Closed 

 

目釘金具の修理 2 - ロウ付け –

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春の匂いがしてきましたね。

季節を意識したとき、好きだなと思うのは
やっぱり春。
芽吹く春をおもいながら、夏にはじけてみたり
冬は静かな時間を楽しんだりすることが好みです。

間がだいぶんあいてしまいましたが、刀装具の修理2回目です^^

前回は、実際に作業に入る前に必要になることとして
1金具の機能を確認し、状態を把握。(そのための情報収集を行う)
2先々起こりうるトラブルをシュミレーションして、必要物を準備する

主にこの2点についてお話ししましが、今回は金具修理の具体的作業、
金属の接合について、詳しくお話しようと思います。

修理するとは、元ある形、機能にもどす・・

ということですので、金具の破損により分断した2パーツを
元に戻して一体化させる。つまりくっつけるという接合作業を行います。

私たちの身の回りには、接合されたものでいっぱい溢れいますよね^^
接着剤で止まったもの、ボルトやナット、釘なんかで止まったもの、
観察してみると、いろんな接合方法を見つけることができます。

前回少しふれた、ジュエリーメイキングのロウ付け作業も
溶接という接合法の一つ。

金属は火をかけ熱すると溶けるという特性がありますので
その原理を利用することで、2つの金属の隙間に
材質の違う金属を溶かしいれ、接合することが可能です。

それでは、さっそく
ロウ付けしてみましょう!!

とノリノリでいきたいところなんですが、
ロウ付けを成功させるためには、実はちょっとしたコツが必要です。

接着面がぴったり合ってなかったり、
動いてズレてしまう状況では、ロウ付けを成功させることはできません。

簡単にくっつくものもありますが、実際は
様々な形状のもの同士を接合させることが多いのですね。

うまくやるポイントとしては、作業しやすい状態を作ること。
接着面がズレることなく、しっかりと固定させる工夫を
その時々に合わせて選択していくことが大切です。

固定法はさまざまなタイプがありますが
工夫を重ねていくことで、成功率もあがってくると思います。

こちらの金具のロウ付けも、少しひと癖がありまして・・

1動きやすい底の丸い皿状板の上に、倒れ易いパイプを固定する。
2金具の構造上、パイプはズレの許されないジャストの位置に
    少し傾斜させて固定する。

細かく気をつけなくてはならないことは他にもいくつかありますが
上記のような逃げきれない問題は、ほおっておけないですね。

解決策ですが、①図をみてみましょう。
底の丸い皿状のシルバーパーツにリング(輪っか)がのっていますが、
これは位置ズレ防止と、パイプ固定のためのゲージです。

ゲージ制作することで、作業しやすい状態を作り、
適切な位置にロウ付けすることが可能になります。
また接着面が増えることで金具の強度が上がるメリットもありますね。

あと、丸い底板は動き、作業がしにくいため対策します。
からあげ線という専用の細い針金で、台座にしっかり固定します。
ただ巻いたただけですが、ロウ付けがしやすくなっています。(③図)

 

 少し長くなってきましたね^^

今回は、ロウ付け作業をし易くする固定法について紹介しましたが
他にも成功させるポイントととして重要なことがあります。
それは、

いかに火を自由にあやつれるか・・ということですね。

なんだか、かっこいい響きですが
火を適切に伝導させるテクニックがあれば、怖いもの無しです。

火で熱したパーツに一体何が起こっているのか・・
ということが、経験をとおして自然に理解できるようになった時
きっと自由自在に様々なパーツをくっつけていると思います。

どのような条件化におかれても、美しく
そして役目をしかっり果たした接合状態を作り出す・・
そのような技術習得に至るには、少し時間と訓練がいりますね。

学生さんにはいつも、怖がらないでどんどんくっつけていく。
状況の違ういろんなタイプを組み合わせて、新しいロウ付けを
体験していくのが近道、と話しています^^

最後なりましたが、接合の作業は難しさこそありますが
とっても心がときめくお仕事なんですよ〜^^
数多くのミラクルを生みますので、多くの人に体験していただきたいです。

とっても長くなりましたので続きは次回に。

3回で終わらなさそうな気配がしてまいりました(笑)

次回は表面処理について少しお話しますね。
ではまた・・・

織田

 

2016-03-07 | Posted in 創作メモComments Closed 

 

目釘金具の修理 1

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お預かりした刀装具、飾り金具の修理の過程を
3回に分けてご紹介します。
 
自身の制作過程の途中でもおこることですが
修理品など、何かアクシデントにあって、壊れたり傷ついてしまった場合は
その事故にあった場所を元の状態に戻す技術や知識が必要になります。
 
といっても事故 (笑) に出会うには、その原因となる種があってこそ・・
現場まで戻っていき、情報収集し原因をつきとめ処置を施します。
そしてめんどうでも、再び完成までの工程をやりなおしします。
 
大切なことは情報をとっていかに状況把握できるか!!ということなのですが
今回は状況把握を含めた内容のレポートです^^
 
今回破損した金具は刀身と柄を固定する釘のようなもので
オスとメスの2パーツからできています。
 
この小さな飾り金具が鉄のかたまりを支えているかと思うと
驚きをかくせませんが、どれほど実用されたかは不明ですが
かなりの力がかかっても大丈夫な作り。
 
おそらく手入れなどでも幾度かはずされて、接合部が摩耗、
飾りとパイプ部がもげてしまったようです。
 
写真では少しわかりにくいですが、メスのパイプは真ん中が凹んでおり
丸線を2つに割ったオスを差し込むと中で開く仕組みになっています。
 
メスのパイプは力がかかって変形!
パイプはいい塩梅の厚みで、現代の規定のものは使えないので
新しいものをつけかえることはあきらめ、変形を直すことに・・
 
このあとは分断された金属パーツを一体化させる
(接合する)ロウ付けという工程です。
 
金属同士をくっつけるには火を使います。
金属細工師にとっては火をいかに自由に扱えるか!
ということですが、このあたりはまた違う機会にお話します ^^
 
火を使った接合はいくつか方法がありますが
今回はロウ付けという、ベース金属とは材質の違う
少し早く溶けるロウと呼ばれる金属を間に流して接合します。
 
写真は当時使われたロウがどのようなものかわからないので
金具のロウの一部をハサミで切り落として火で熱し、
溶ける金属温度で材質をチェックしているところです。
 
使われていたものは銀ロウ。
5分の銀ロウを使いくっつけることに  ・・・
 
 作業レポートというものをはじめて書きましたが
ヒートアップして若干疲れましたので
この辺でやめておきます(笑)
 
 
次回はロウ付けの他に、表面処理について書こうと思います。
 
金属同士をうまくくっつけるには
ものにあわせて、さまざまな工夫が必要になります。
 
この金具さんは、機能もあって少し逃げられないタイプですね。
柄の形状がゆるいテーパー(ハの字)なので
底板とパイプを少し斜めにくっつけなくてはなりません。
 
ではまた^^
 
織田
2015-12-20 | Posted in 創作メモComments Closed 

 

刀装具の修理

目釘金具の修正

 

知り合いのコレクターの方から刀装具の修理依頼をうけました^^

明治初期に作られた漆塗りの短刀拵(たんとうこしらえ)で
柄と刀身とを留めている、目釘金具が折れてしまったようです。

日本の刀装具は、金工の技術がぎゅっと詰まった世界で
実用性、芸術性において最高峰の工芸品です。

ジュエリーの修理は時々受けるのですが、 アンテークなど
古い物は特に注意が必要になります。
使われ方や保存状態にもよりますが、時代による劣化、 当時の素材や
制作方法などの知識もよく考慮して、 特に注意し仕事を進める必要があります。

どうしようか少し迷いましたが、刀装具自体を触る機会などめったにないし
興味はつきないし、なにより勉強になりそうだし ・・・

今回の金具は飾り部分が銀、芯部分は真鍮、 仕上げの燻しも
問題なく復元できそうなので、受けることにしました^^

修理の過程を写真にとったので、次回皆様に紹介しますね〜

 

織田

2015-10-25 | Posted in 創作メモComments Closed 

 

つくり続けること

みなさんはなぜジュエリーをつくってみたいと思ったのでしょうか?

・・・・

そう思うに至るきっかけは人それぞれですよね

はっきりと意識されている方は少ないと思いますが
これからジュエリー作りを学んでいく上で
この動機が将来的にものすごく大切になっていきます

そんなおおげさな!と思われる方もいらっしゃるでしょうが
自身のこうなりたいという思いや願いは実現していくからです

学び続けていくと、それらは更に具体性をもつ目的となり
より必要な学びを選ぶことになるでしょう

物作りをする・・

ということは、この思ったこと、したいことを形にすること

明確な答えなど外にはなにもなく、目の前にある
自身で作ったものが語りかけるものを受け止めること

自身の思いや考えを、いろんな手(経験による方法)を使って
形にしていくことなのです

物作りをしたいという理由も人それぞれ・・

私が物づくりを続けているのは、この面白さにはまってしまったから・・

8o歳までまだまだあります!
私はそのとき何を感じてつくっているのか

今からとても楽しみです^^

2014-07-27 | Posted in 創作メモComments Closed 

 

想いをかたちにする

 

かたちあるものだけが存在する かたちないものは存在しない・・・

とすることは あまりにもせつなくそして悲しく感じてしまう

かたちないものこそあるという重さを感じたい

ジュエリーはかたちあるもので重みあるもの

そのような想いとかたちが調和したジュエリーは

人の心を穏やかに そして 気持ちを軽くしてくれる

ジュエリーを生み出し 作ることは

想いとかたちの存在を追い求めて

痕跡をつないでいくことなのかもしれません

 

 

2014-07-04 | Posted in 創作メモComments Closed