輝きのうた

輝きのうた

自らの内側から白光する
消え去ることのない永遠の光

目の前に広がる全ての存在の中に
内包されたその美しい光の種は
深い眠りから覚めて輝く時を待っている・・


1つのジュエリーを作り上げるには
切ったり曲げたりくっつけたりなど
複数の作業を組み合わせて完成させていくのですが

数多くある作業の中でも
磨く・・という行為ほど奥深いものはないと
思うのは私だけでしょうか・・

金や銀など、かれこれ30年近く磨いてきた私ですが
みなさんもご存知のとおり、鉱物はもともと光ってなどなくて
ゴツゴツ荒々しい姿だったりするんですよね^^

光り輝かせるということは大変骨の折れる仕事でして
磨く前には準備が必要で、様々なプロセスを
1つ1つ丁寧にこなしていかなくてはなりません

めんどー!!と悲鳴をあげたくなる時もありますが
でも、やっぱりこの大変さは必要かなと
個人的には思っております^^

今の時代は、金属や宝石などの鉱物を自由に取ってきて
ジュエリーなどに加工することが可能なのですが

選ばれた少数の人たちだけが触ることを許された
時代もけっこう長くあったようなのですね

長い年月をかけてようやっと結晶化させた地球の外皮を
無理にヒッペ返してしまうような行為を施すのですから

加工を施する我々には、光に値する要求や条件などを受け入れたり
本当に光らせるのかという覚悟や勇気なども
必要になってくるのもしれませんね

私はジュエリー教室でみなさんに磨くことを
体験してもらうのですが、この行為から学び得るものは
膨大であると経験上理解をしています

作業行為の1つ1つには
経験することで開示される意味というものがあるのですが

この輝かせるという行為なのですが
光は反射させますからね・・

曇りを無心に取り去ることは鏡を覗くかのように
自分自身を映し出していくものなので・・

磨くという行為は
自らの内側に眠る白光を見つけ出し
その発する光を確実に強めていくように思うのですね^^

今は自由に磨ける時代ですよね・・

様々なカラーの人々の輝きが溢れる世の中に
この先きっとなっていくのだと思います。

楽しみですね^^

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